パーソナルトレーナー養成スクール

プロのパーソナルトレーナーになるための資格とは ③JATI-ATI

2023.05.20

この記事でわかること

  • JATI-ATIはこんな人のおすすめ

  • JATI-ATIの受験資格

この記事を監修したトレーナー
パーソナルトレーニングジム
LaStyle(ラスタイル)
トレーナー: 菊池
NESTA認定講師

今回もプロのパーソナルトレーナー向け資格の種類とそれぞれの特徴について解説していきます。

今回はJATI-ATIについて

日本にはパーソナルトレーナーの国家資格がない

日本国内でパーソナルトレーナーとして働くために必須の国家資格はありません。つまり資格がなくても日本国内でパーソナルトレーナーとして活動ができます。とはいえ民間の資格がいくつかあり、それらは必須ではありませんが、取得することでスキルアップや顧客に対するアピールに役立つでしょう。代表的な民間資格として、パーソナルトレーナー三大資格とも呼ばれる「NESTA-PFT」「NSCA-CPT」「JATI-ATI」が挙げられます。「NESTA-PFT」「NSCA-CPT」はアメリカに本拠地のある組織による民間資格ですが、日本国内でも広く認知されている資格です。「JATI-ATI」は日本の組織によって管理されている資格で、日本で活動するうえで信用向上につながります。

JATI-ATI

日本トレーニング指導者協会(JATI)がトレーニング指導者であることを認定する資格です。ATIとはAccredited Training Instrucorのことで基礎資格であることを意味し、この他にハイレベルな上位資格としてJATI-AATI、JATI-SATIがあります。JATIの認定資格の中では、最も基礎的な資格です。取得には養成講習を受け、課題を提出し、認定試験を受ける必要があります。

JATI-ATIはこんな人のおすすめ

● 業界未経験者やパーソナルトレーナーとしての経験が浅い人

● ほかの資格で受験資格を満たすことができなかった人

● トレーニング指導に特化した資格を取得したい人

JATI-ATIの受験資格

JATI-ATは以下の条件を満たした場合のみ受験が可能となっています。年齢やパーソナルトレーナーとしての経験は問われないため、業界未経験者やパーソナルトレーナーとしての経験が浅い人でも挑戦できる資格です。

● JATIの個人正会員であること

● JATIの養成講習会を受講し、学習課題を提出していること

● 下記のいずれかに該当

・卒業見込みを含む、大学卒業者 

・国や都道府県が指定した短期大学や専門学校の卒業者

・防衛大学校や気象大学校などを卒業したもの

・高校卒業後、運動指導に3年以上従事したもの

JATI-ATIの受験にかかる費用

●JATI会員年会費  10,000円  

●養成講習会受講料 一般科目:50,000円 専門科目:60,000円

●受験料 実技試験・筆記試験:30,000円 筆記試験のみ:10,000円 実技試験のみ:20,000円

*価格は全て税込です。

受験にかかる費用はトータルで見ても10万円程度。受験のしやすさや他のパーソナルトレーナー関連資格の受験費用相場を考えると、かなり手ごろな価格設定であるといえます。

JATI-ATI受験のしやすさ

JATI-ATは年1度1会場のみで開催している資格試験のため、会場から遠い場所に住んでいる方や1度の受験で合格できる自身がない方だと受けづらい試験です。しかし養成講習会でしっかりと知識を身につけられること、受験資格がやさしい点では誰でも受けやすい試験であると言えます。

●会場  東海大学 湘南キャンパス

●試験頻度 年1

●事前講習の有無 有 ※保有資格によって免除される可能性もあります。

JATI-ATI更新方法

JATI-ATの有効期限は5年間で、継続更新するためには5年のうち15単位以上を取得する必要があります。更新手続きはWEBか郵送書類にて行うことが可能です。