パーソナルトレーナー養成スクール 筋トレ

トレーニングの効果をあげる「トレーニングの3原理5原則」とは

2023.04.14

この記事でわかること

  • トレーニングの3つの原理

  • トレーニングの5つの原則

この記事を監修したトレーナー
パーソナルトレーニングジム
LaStyle(ラスタイル)
トレーナー: 菊池
NESTA認定講師

ダイエットやボディメイクを行う際に、トレーニングを効率的に行い、できるだけ早く成果を出したいと思う方も多いのではないでしょうか。限られた時間の中でトレーニングを行うのであれば、できるだけ効果があるやり方で着実に行いたいと思うことだと思います。

そこで今回はトレーニングの効果を上げる「3原理5原則」について解説していきたいと思います。

トレーニングの3原理5原則とは

3原理

・過負荷の原理

・可逆性の原理

・特異性の原理

5原則

・全面性の原則

・個別性の原則

・意識性の原則

・漸進性の原則

・反復性の原則

トレーニングの3つの原理

トレーニングで体に与える影響の根本的な法則のことです。

過負荷の原理

トレーニングでは、体に一定以上の運動負荷を与えることで、機能が向上するという原理です。つまり「いつもと同じ」では同じ結果しか出ないということです。いつもより少し負荷を多くして運動することが必要です。

可逆性の原理

トレーニングで得られた効果も、やめてしまうと徐々に失われてしまうという原理です。やめると戻ってしまうということは、適切な運動を続けることの大切さを表しています。

特異性の原理

トレーニングで刺激した機能にだけ効果が現れるという原理です。腹筋運動を行ったら腹筋の筋力がアップしますし、持久的な運動をしたら持久力がつきます。

トレーニングの5つの原則

原理を基にした上でトレーニングをするときのルール、決まりです。

全面性の原則

「全身をバランスよく鍛えることが大事ですよ」という原則です。有酸素運動、筋力トレーニング、柔軟性などの体力要素もバランスよく高めること。鍛える部分が偏ると全身のバランスが崩れてケガや痛みの原因なりやすくなるので注意が必要です。

個別性の原則

「個人の特性や能力に合わせてトレーニングをしましょう」という原則です。年齢、性別、体力、生活環境、習慣、性格、運動の嗜好など自分に合ったやり方がわかれば、効率的に体を鍛えることができ、継続意欲にもつながります。

意識性の原則

「トレーニングをするときに意識の持ち方によって効果がかわりますよ」という原則です。運動の内容、目的、意義をよく理解し、積極的に取り組むこと。そして、どこの部位を鍛えているのか意識しながら行うとトレーニング効果がアップします。

漸進性の原則

「コツコツ焦らず少しずつレベルアップすることが大切」という原則です。運動強度、時間、頻度、技など急に激しく難しいものに挑戦するのはケガなどの危険を伴います。少しずつ順を追って、段階的に育てる力は失われにくく、適切に体を鍛えることができます。

反復性の原則

「継続は力なり…トレーニングは継続的に行うことでより大きな効果が得られます」という原則です。体力の向上にはすくなくと週3回以上、規則的に、長期間行うこと。技術面でも何度も繰り返し継続することで、神経系も強化され「自分のもの」とすることができます。

まとめ

日々のトレーニングなどで効率よく効果をだしている人は「トレーニングの原理、原則」を守っていると思われます。

練習やトレーニングで身体を効率よく鍛えていくために、今回は「トレーニングの3原理5原則」を紹介させていただきました。